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冒険観光ちずあそびの地域貢献効果に対する考察

 

前回の冒険観光ちずあそびでは、初の試みとして「おこづかいキャッシュバック」を実践した。

参加費を2,000円いただいた中から、1,000円をその場でキャッシュバックし、エリア内にある地域の店舗などで使ってきていただくというものだ。

 

ちずあそびのレクリエーションスポーツ的な視点の考察は前記事にてまとめているので、今回は地域貢献効果について考えてみたい。

 

今回の目的は、ちずあそび専用アプリでの入力の確認と実際にどの程度消費活動が行われるのか?この基礎データ取得である。

 

 

実際の結果は以下の表の通りだ。

 

画面右端のお買い物金額という項目に、チームごとにアプリに登録したお買い物金額が表示されている。

全体的に見ると、キャッシュバックの総額 39.000円(子供を除く39名に1,000円ずつ)に対してお買い物金額は29.792円となっており、消費率としては76.4%となっている。

 

 

 

各チームによっても消費率に差があるので、一概には言えないものの1人1,000円キャッシュバックに対して、1人平均764円の消費額となっている。

この数字を100%あるいは1000円以上にしていくことが、地域貢献という目標からすると最初の課題である。

 

周知の方法やその意義について啓蒙を続けると同時に、全国チェーンのお店などではなくより地域に根ざした個店への消費を促していく必要もあるだろう。

そして、ちずあそびというイベントを通じて、どの程度の地域貢献効果があるのか?期待できるのか?これらのデータを蓄積して、自治体や協働先へアピールしていきたい。

 

もちろん、この制度を通じて地域への触れ合いの機会やコミュニケーションが生まれる効果も見逃せない。その辺りの効果も評価していけるようにしていかないといけない。

他にもキャッシュバックの方法、アプリ入力の効率化、電子マネー導入など考えられる課題はたくさんあるが、課題と検証を繰り返しながらいい仕組みを作りたい。

 

そして、ちずあそびを行うと運動不足を解消しながら楽しく遊べる!だけでなく地域活性化に繋がる!という評価と実績を確立していくことが私たちの目標である。

 

その最初の1歩としては、上々のスタートであったと感じている。

 

 

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